環境

山の雪も大分解けてきました。
夏を迎え登山が楽しみな季節に、
いかんいかん。
まだまだ摘果に時間を費やします。

摘果と言えば奥が深い。
農作業一つとっても常に先を考えより良い物を
作るために試行錯誤します。

化学肥料をあげないため、一年一年シビアに
木は表情を変えていきます。
ごまかしが効かず2年後3年後に形として現れます。
剪定だけが木の状態を左右するのではなく
摘果も大切。
来年を考え、条件が良く実をつけれる所でも
摘果することも。

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この写真、条件としては抜群に実を付けておきたいん
ですが、来年以降を見越して今年は震える腕で摘果。
良いと解っていてもぐっと来る瞬間です。

このことも一つですが、ここ何年かで変化してきたことが、
減農薬や無農薬に取り組み畑で良く生き物を見かけるようになりました。
去年より多く。

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まずは蜘蛛、好きな人はあまりいないかと思いますが
*天敵*として扇屋では従業員の一人。
なかなか愛着があります。

そして一番うれしいのが

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鳥!
見つけた瞬間は子供の時のあのドキドキ。
いつまでも変わりません。

生き物が住みやすい環境。
良い物も、果樹にとって害になってしまう生き物も
たくさんいるは畑になってきました。
木は本来の強さを取り戻していくでしょう。徐々に。
一年に一度の物作り、人生でも数十回。
家族や自分が安心して食べれる物だからこそ
お客さんに渡せる。
扇屋の大切にしているところです。

山が呼んでる、、、行かねば。